フィアットX1/9

 この車、「ふぃあっと・えっくす・わん・ないん」と読む。決して「ふぃあっと・えっくす・きゅうぶんの・いち」ではないのだ。なんでこんな名前を付けたのか、私もよくわからないのだが、それにしてもどうして世の中こんなにも読み方のよくわからない名前が多いのだろうか。例えばスズキの「X90」。AZ−1より売れなかった聞くが、私はこれを「えっくす・きゅうじゅう」と呼んでいた。このダサい響きがいかにもこの車のデザインを表しているようで、なかなか気に入っていたのだが(笑)、正式には「えっくす・ないんてぃー」だそうだ(まあ、こんな読み方をしていたのは私くらいの者かもしれないが)。また、圧縮解凍ツールの「LHA」。私の親父はこれを「るは」と呼んでいた。はじめは何のことか全くわからなかった。
 まあ、こんなことはどうでもよろしい。このフィアットX1/9の特徴は、リアにエアインテークがついていることだ。矢印で示しているのが、それだ。








 車高より高くそびえる黒いエアインテーク。正式名称は私は知らないが、ここではこれを仮に「バカ殿のちょんまげ」と呼ぶことにする。これだけ目立つ代物だから、フィアットX1/9オーナーの間では「正式な俗称」があると思うのだが、どちらの発想が良いか、私とオーナーの間で勝負してみたいものだ。と思っていたら、これは「シュノーケル」と呼ばれるものであることが判明した。私の勝ちだ(笑)。
 このバカ殿のちょんまげ、AZ−1につけると、冷却面での効果はもとよりドレスアップでの新たな方向性を見出すことが出来るかもしれない。