20周年記念パーティー

 堅苦しいお題目を並べただけのミーティングでは面白くない。お楽しみの要素としてパーティーも行った。会場は10周年ミーティングでパーティーを行った、マツダ労働組合の「ふれあい会館」。そこの支配人は10年前と変わっておらず、10年前のこともよく覚えていてくれたので驚いた。ここで車のミーティングのパーティーをやるなんて、10年間無かったのだろう。



 来賓の皆さんの挨拶並びに開発秘話の紹介。肝心の内容だが、どたばたしていて覚えてません(核爆)。どこかにビデオがアップされていると思うので、探してみてくだされ。スピーチの裏話はというと、直前まで内容がはっきり決まってなかったこと。8月中旬に行った「広島市交通科学館 カウンタック展 AZ−1デー」の際に、20周年ミーティングへ参加いただける来賓の方々にもおこしいただき、スピーチの内容を打ち合わせるつもりだったのだが、昔話に花が咲き全然話しが進まない・・・台本が書けないじゃん。というわけで、スピーチについては台本無し。というわけで、ここで要約が紹介できない(爆)。



 次は、「のんだくれ親父さん」による、20周年記念酒の解説。杜氏という職人ならばしゃべりはあんまりうまくないのかなあというイメージがあるのだが、私が話すより遙かにうまく解説されて、いったいどこでこんなプレゼンテーション能力を身につけたのか、こちらが舌を巻いてしまった。
 なぜ解説の時間を設けたかというと、「希少絶版車乗りたるもの、車に関連するものに対して常に何らかのこだわりをもたなければならない」という思いがあるためだ。趣味の車についておしなべて見ると、こだわりを持っている人は多い。しかし、こだわる理由のない人も多い。「この車が好きだから」は、とても理由とは言えない。理由がないと長続きせず、車を腐らせる元凶となる。もっとも、なんの理由もなく「単に所有期間が長いだけ」という人も中にはいる。が、車を転がして遊ぶという低次元の喜びしか味わえない。そんな低次元の遊びに興じることから卒業し、 理由がなければ「あと100年100万キロ乗り続ける」なんてかなり厳しい目標だ。

 そして、最後は豪華景品が当たるジャンケン大会(いきなりここまで話が飛ぶんかい!)。出店いただいたショップからも多数の協賛品をいただいた。
オートウエイ様ご提供 14インチタイヤ、Economist ATR-K 165/55R14 の4本セット
ゼスト様ご提供 バックミラーモニター



EV化したAZ-1でおこしのコウメイ様ご提供 キックボード



山田ジローさんご提供 AZ−1の透視図です。2枚のうち1枚は非売品の額入り透視図



アウトジアノ様ご提供 ミラーカバー2台分



ライスロケット様ご提供 ラジエターホース、赤・青それぞれ1台分


春木屋様ご提供 シートカバー
Tパーツ様ご提供 インタークーラーダクト4台分
 ご協賛いただいたショップの皆様、改めて大変ありがとうございました。



 さらに、20周年事務局からは「あと100年100万キロ乗り続ける」というテーマに沿った景品も出した。
 例えばオイルクーラーのところのホース。これが破れるとクーラントが漏れだしエンジンがオーバーヒートする。絶対交換する人限定で5台分。



 車載工具セット。「ツールセット」として一般には売られているが、AZ−1にはこれをメインのツールとしては使えない。あくまでも緊急用ツールだ。しかし、長年の整備経験から、AZ−1で最低限必要な工具が入っているものを厳選した。さらに、市販のセットには入っていなかったT40のトルクスビットとビットアダプターを加えた景品である。



 他にも大盛り上がりだったのが、ドアモール左右合わせて3台分(結構高額賞品)。

 そしてドアダンパー。そして今回最も大きな・そして前代未聞の景品がこれ。AZ−1の解体車の(写真では部品がついてるけど)。しかも書類付き。もちろん、後日引き取りに来ることができる人限定である。ひょっとすると、他の車のミーティングで「車1台」をジャンケン大会に出した例はあるかもしれないが、散々はぎ取った後の「骨」をジャンケン大会の賞品として出した例は、古今無いであろう。



 正直、これに手を挙げる人はいないだろうと思っていたのだが・・・いた。5人はいたと思う。最終的にこの車は解体OFFにてネジ1本に至るまで回収され、別の車の血となり肉となることで、この車は永遠にAZ−1の中で生き続けることになったのである。「あと100年100万キロ乗り続ける」というテーマに最も沿った賞品であった。