カウンタックLP500、その2
車体は既に存在しないが、エンジンだけは残されている。一見するとFR用のエンジンに見えてしまう。写真左(シフトノブのあるほう)が前側である。
エンジンの図面。この図面が正確であるならば、バルブのシャフトの太さ、バルブスプリングの径が半端なく大きい。
次はLP500の車体の断面。
フロントから見ていこう。リトラはバキュームではなく、電動アクチュエーターのようだ。時代からしてバキュームの可能性もあったのだが、そうではなさそう。
胸の位置までくるミッション。エンジンルームとの仕切りにじか付けされたシート。室内はとんでもなく暑い車だったことが容易に推察される。また注目してほしいのがドアダンパー。本当にこんなものがドアの中に入っていたのかと言いたくなるほど大きい。
リア部分。ヘッドレストの位置にエアクリがあることから、かなり腰高のエンジンレイアウトだということが分かる。
次頁ではLP400のプロトタイプを見ていくが、カウンタックに対するイメージが変ってしまうような妙な写真が多いのだ。