1955年式サンダーバードのリア部分
出ました! 何でしょうかこれは! 「雷鳥」と何の関係があるのかさっぱりわからない奇抜なデザイン。これを標準装備でやってしまうアメリカ人はエライ。ちなみに人形劇のサンダーバードに出てくるメカのデザインが、この車のデザインに影響を与えてはいない。
というわけで、テールパイプを詳細に見ていきたい。蛇腹状の筒の中から排気管が出ている。
排気管の直径は目測で5cmは無かったと思う。蛇腹は意匠兼火傷防止なのだろう。まさかこの膨らみが消音装置を兼ねているとは思えない。
「蛇腹」と書いたが、フレキホースのようにある程度曲がるようにはなっていないようだ。
テールパイプはボディーから突き出た板の上に載っている。この板の本来の目的は、スペアタイヤを置く場所か。私のような素人はどうしてもテールパイプに目がいってしまうため、テールパイプのためにある板に見えてしまう。
ではその板を下から見てみると・・・ボディーから矢印で示すステーが伸びており、その上に乗っかっていた。凝ったデザインの割には、なんちゅう安直なやり方か。
やれ、燃費だコストだ空力だ、の今の時代では、こんな奇抜なデザインの車はもう世の中に出てこないだろう。
次頁では内装をみていく。