今回集まったAZ−1

 今回集まったAZ−1は全部で8台。1000人を越えたであろうギャラリーに、そもそもの目的である「AZ−1の存在とその希少性」を周知せしめることができた(と思う)。通常、車を並べて喜んでいるミーティングの場合、喜んでいるのは当事者もしくは偶然通りかかった人だけになってしまうが、この手のミーティングの場合は「会場に行って車を見たい」という意志・意欲を持った人々を前にしてアピールできるのだから、相手に植え付ける印象度が違う。




 アピールに使ったのは、前回使用したのと同様「AZ−1展示セット」。AZ−1とは何か、どんな特徴があるのか、それが旧車といったいどんな関係があるのかを綴ってあるボードだ。かいつまんで言うと、「旧車の場合は既に作り上げられている名車としての歴史に乗っかっているけど、AZ−1はこれから名車の歴史を自らの手で作り上げていくのだ」ということが書いてある。今回はこれらに「AZ−1とトヨタ2000GTとの比較」というボードを加えた。
 また会場にはいつものメンバーの他に、この前紹介した四国で行われた旧車ミーティングで偶然出会った石川さんも駆けつけてくれた。ちなみにこの人はAZ−1のみならず、コスモスポーツ3台(1台は部品取り、1台は走行用、もう一台は保存用)をはじめ、15台ものキワモノ車を持っているという方だ。個人的にはコスモスポーツで来てほしかったが、乗ってきたのはAZ−1。夢は3人の子供に一台づつコスモスポーツを残すことだという。この気合いの入れ方は、我々も見習いたいものだ。