タイヤ
タッカーのタイヤ。タイヤは確実に劣化していくため、当時物を履かせるのか、当時物だからこそ履かせないのか判断の分かれるところだ。このタッカーには、どんなタイヤを履かせて展示してあるのだろうか。
ホイールキャップの中央には、タッカーのマークがある。このマークは、ステアリングの中心やエンジンフード中央にもある。
問題のタイヤ。銘柄はルマンらしい。メーカーは不明。
古いタイヤのサイズの読み方は、いつもよくわからない。恐らく15インチと思われる。
タイヤはチューブレスだった。いろいろぐぐってみると、チューブレスタイヤは1947年にできたとのこと。タッカーは1946年から1948年にかけて生産されたことを考えると、チューブレスタイヤの完成時期と微妙に重なる。
チューブ用のホイールに、チューブレスタイヤが取り付けられるかどうか(ビード部分の形状が異なっても取り付け可能なのか、可能として加圧状態が保てるかどうか)が前々からの疑問であった。少なくともこの車にはチューブレスタイヤが取り付けられている。
ひょっとするとこのタッカーのホイールは、オリジナルではないのかもしれない。はたまた、チューブレスタイヤの中にチューブを入れて膨らませているのかもしれない。と書いていくと、やっぱり結局結論は出ないのであった(爆死)。
次頁から、これこそ滅多に見ることのできない、タッカーの下回りを見ていく。