内装

 内装も基本的にガソリン車と同じ。細かいこと言うと、メーターが違うのだが。



 ここで他のEVには見られない、デミオEV最大の特徴を発見。それはシートなのだ。



 上の写真の矢印部分を拡大してみると・・・スイッチがついている。これはシートヒーター。



 このデミオEVは日本仕様のデミオをベースにしているのだが、シートはヨーロッパ仕様車から持ってきている。なぜシートヒーターかというと、短時間で暖かさを感じることができるからだ。
 エンジンのようなヒーターの熱源になるものが存在しない電気自動車では、電気ヒーターを使用する必要がある。当然ながらそんなものを使用すると走行距離が短くなる。しかし、シートヒーターを用いると車室内は暖かくはならないが、ケツは瞬間的に暖かくなり、素早く暖かさを感じることができる。これを電気ヒーター(PTCヒーター)と併用することで、消費電力を押さえた上で暖かさを感じやすくできるのだ。


 デミオEVの紹介はこれでおしまい。量産型がどのような形になるのか、機会があれば後日紹介しよう。