787Bとの記念撮影

 今回のミュージアムツアーの目的は2つある。1つは2011年にマレーシアのセパンサーキットで行われたK4-GP 24時間耐久にて57号車がクラス優勝を果たしたことを祝し、ミュージアムに展示してある787Bの前にクラス優勝トロフィーを置き記念撮影を行うこと。そして、前々から問題となっていた、ミュージアムに展示してある幻のマイナーチェンジ車のタイヤの裏履きを修正する、の2点である。

 まずは787Bの前で記念撮影。普段は車の周りにある柵を特別にのけてもらった。



 みんなが集まっての記念撮影。



 787Bの前に置いたトロフィー。こう見ると、なんと小さいトロフィー。



 しかし、このようなことをやったのは、おそらく我々AZ-1オーナーが初ではないだろうか。AZ-1が787Bの後継車であると知らしめる実績をまた1つ積み重ねた。



 記念撮影が終了し、AZ-1がおいてあるところに向かったとたん、予期せぬ事態が発生した。なんと787Bが移動を始めたのである。しかもフロントカウルがない状態で。これは超レアな光景だ。



 フロントノーズ部分。あれ〜??787Bはカーボンモノコックのはずなのに、アルミでできているではないか。しかも矢印部分にはマスターバックがない! ブレーキを冷却するための巨大なホースもない。ステアリングラックブーツは切れてるし。



 こちらは本物の55号車のフロントノーズ。違いがわかると思う。



 ミュージアムに展示してあるのはレプリカである。写真に収めることはできなかったのだが、ちゃんと車台番号は打ってあって、「787B-002 EX003」とあった。実働する787Bは「787B-002」とだけ刻印されている。「EX003」とは、3台目のレプリカという意味である。
 以下は、本物とレプリカのプレートの比較である(レプリカは記憶を元に作成したイメージ画像)。

本物 レプリカ(イメージ画像)


 何もない展示エリア。これもまた珍しい風景だ。ちなみにこのレプリカがどこかへ貸し出されると、代わりに767Bが展示される。




 次頁では、タイヤの裏履きが修正されたAZ-1を見る。