マツダS8P 内装
展示期間中、たった1回だけ蓋モノが開けられたときがあった。その際撮影したS8Pの内装を紹介しよう。
内装に使われているメーター類もアルファで使われているものとのこと。シフトはコラムシフトになっている。なおサイドブレーキはダミーで、レバーこそついているが効かないとのこと。下の写真にははっきり写っていないものの気がついた人がいるかもしれないが、発掘された時点で助手席は存在していなかった。
インパネに寄ったところ。インパネの上半分は灰色、下半分及び内装は茶色を基調としたものになっている。ラジオ付だ。一番左に見えるメーターのようなものは時計である。
インパネの上側を見たところ。旧車では割れていることの多いインパネだが、保存状態がよく割れていない。ただし、表皮はたるんでいる。
インパネにはデフロスターがあることがわかるが、運転席側・助手席側ともにルーバーはついていない。
メーター部分を拡大してみた。左がスピード、右がタコ、中央はよくわからないが、おそらく電圧計などいろいろ付いているのだろう。スピードメーターを見ると、走行距離は0km、MAX220km/hが刻まれている。
ステアリングに目をやると、ホーンボタン部分は普通の丸mマークになっており、例のロータリーマークになっていない。
ドアトリム。三角窓下にあるスピーカーのように見えるものは、三角窓を開閉するノブである。
サンバイザー。
天井部分。すごいのは、天井の内装とBピラーの内装が一体化している点だ。量産性を検討しないモデルならではの部分ではあるまいか。なぜか助手席にアシストハンドルが付いていない。またBピラーからシートベルトが生えていない。ルームランプは前席左右にある。
今回はこれでおしまい。次回は、驚異の木製ロータリーエンジンが載ったエンジンルームや、S8Pの生い立ちが書かれているパネルについて紹介する。