キャリパがおかしくなった真因、その2
故障の真因は何か・・・車が日本に帰ってきてから問題の左前の足周りを分解してみた。
あれ、センターナットをはずすと、ブレーキローターがとれちゃった。これが何を意味するかというと、ハブが折れたということである。
折れた部分の根本。
正常なハブ(左)と今回折れたハブ。
パッドは今までの実績で24時間は十分にもつのがわかっていることから、ハブの折損によりブレーキローターとキャリパが平行にならなくなり、パッドが異常摩耗したものと思われる。実際、パッドのプレートと一体化したブレーキピストンをブレーキローターに当ててみると、斜めに当たっていた。
真因の追求はここまでにして、こんなひどいあたり方をしたローターはどうなっているのだろうか。
こちらは、バッドのプレートと一体化したブレーキピストンが当たった面。ひどい傷がついているのかと思ったら、ほとんど問題がない。
ローターの裏側。こちらは完全に摩耗したパッドのみが当たった側である。
こちらも予想外に問題なし。ちょっと削ってやれば再利用できそうな感じだ。
以上で2011 K4-GPセパン24時間耐久のレポートは完了。次回はディフェンディングチャンピオンとして、また雪辱をはらすため、がんばろう。