AZ−1及びサーキットの紹介

 マツダが1991年のル・マンで総合優勝を果たしてからちょうど20年目となる2011年、K4-GPセパン24時耐久に2台のAZ−1が参戦した。1台は優勝したCHARGE MAZDA 787Bと同じカラーリング、栄光のゼッケン55をつけて燃費制限350LのGP-3クラスでエントリーした。



 もう1台はAZ−1の開発ナンバーをゼッケンにした57号車で、燃費制限290LのGP-3クラスでエントリーした。



 なお55号車は二度目のK4-GPセパン24時耐久への出場となる。ゼッケンもカラーリングも伊達ではなく、動態保存されている787B(202号車)と復元されたリアミッドシップのコンセプトカーであるRX500に挟まれて、広島市交通科学館にて40日間にわたり展示された実績もある車だ。この車がル・マン優勝20周年目に海外で24時間耐久を走ることは、AZ−1が787Bの正当後継車であることを世の中に知らしめ、確固たる証を作る上でも実に意義深い。




 詳細は以下のレポートを参照のこと。

 夢の競演 AZ−1と787Bを比較する
 AZ−1とRX500を比較する



 次にセパンサーキットを簡単に紹介しよう。F1マレーシアGPも行われるこのサーキットは、クアラルンプール国際空港の近くに存在する。1周約5.5kmのコースだ。外観上で最も特徴的なのは、最終コーナーにあるスタンド。ハイビスカスをモチーフにしたのだそうだ。



 ストレートから最終コーナーを見たところ。



 そしてストレート。



 コントロールタワーにピットである。