クランクシャフト、ピストン

 オイルパンをはぐってみた。わかりにくいが写真左上に矢印がある。液体ガスケットがオレンジ色をしていることから、初めてオイルパンをはぐるエンジンだといえる。



 なんか、ストレーナーにへんなネバネバが詰まっていた。オイル管理はイマイチ悪かったようだ。



 コンロッドのベアリング部分。



 クリアランスは0.038mm。正常値だ。



 コンロッドのベアリング部分には傷など入っていなかった。



 クランクシャフトのベアリングをみてみよう。



 クリアランスは驚異の.025mm。今まで見たことがないほど狭いクリアランス。当然正常範囲だ。新品のメタルをつけても0.04mm程度なので、なんでこんなことになったのかわからない。



 当然傷無し。



 メタルを見てみると、だいたいこんな感じ。親メタルに若干難があるか。やはり走行距離が10万キロを超えるとメタルが怪しくなってくる。




 最後に1番のピストンのみ見ていく。特段問題なし。





 以上、ガスケットの抜けたエンジンを見てきた。オーバーヒートしていたとはいえ、ほとんど無傷に近い点は幸いだった。