シフトユニットについているレバーの流用可能性検証

 シフトユニットの上についているレバーの流用可能性を検証する。ついているレバーは2種類あって、1つはシフトケーブル(シフトレバーを前後に動かす=ギヤを入れる時に動くケーブル)に繋がっているレバー、もう1つはコントロールケーブル(シフトレバーを左右に動かす際に動くケーブル))に繋がっているレバーである。
 コントロールケーブルに繋がっているレバーは明らかに流用不可能なので、シフトケーブルに繋がっているレバーの流用可能性を検証していく。ただしレバーの中に入っているブッシュなどの小部品は流用可能なので、捨てないで確保しておこう。
 ギヤの入りにくいAZ−1では、力任せにギヤを入れることがあるので、シフトケーブルに繋がっているレバーが折れる可能性が否定できない。そのためにも、流用の可能性検証は重要である。

 下の写真がシフトケーブルに繋がっているレバーを、シフトユニットのシャフトに差し込んで比較したものである。上側がAZ−1、下側がCT系ワゴンR(4WD)である。なお、K6Aのミッションについているレバーは形状からして明らかに使用できない。
 コントロールケーブルが繋がるピン位置を比較すると、ワゴンRの方が横方向のオフセット量が大きいことがわかる。


 レバーを重ね置きして縦方向のオフセット量を比較したところ。上側に置いたレバーがAZ−1のものだ。この写真より、ワゴンRの方が、縦方向のオフセット量が少ないことがわかる。



CT系ワゴンRのレバーを、AZ−1のシフトユニットに取り付けたところ。一応つけることができた。



 コントロールケーブルが繋がっているレバーとも問題なく組み合わさっており、スムーズに動いた。



 シフトケーブルが繋がっているレバーのオフセット量は異なるが、なんとか流用できそうだ。ただし、もう面倒くさいので実際にAZ−1に取り付けて検証はしていない。