リハでラジコンAZ−1に乗ってみた&本番

 これが当日のタイムスケジュール。正直、これは紙の上での話で、実際にスケジュール通りにいったのは、ロケのスタートと本番だけだった。良い悪いは別にして、こういうもんなんでしょうねえ、バラエティーのロケって。



 リハの際、車に万一のことがあってはいけないので、非常停止ボタン押し係りとして乗らせてもらった時の写真。小さくてわかりづらいが、車の正面に新コントローラーに乗って操縦している西牧さんがいる。このときは、車を目で追いながら操縦し、また新コントローラーも電波状態の問題ない位置にあった。



 で、遠隔操作されたAZ−1の乗り心地はというと・・・「そうとう怖い」だった。皆さんは他の人が運転する車の助手席に座ったとき、「思わずブレーキを踏むよう右足が動いてしまった」という経験が無いだろうか。この車に乗ると、ステアリングやブレーキ、クラッチなどの操作すべてでそれをしてしまうのだ。自分のコントロール下におけないものがあまりにたくさんあると、恐怖を感じる。


 その他、いろいろ練習もやった。本番に近い、電波状態の悪い場所にコントローラーを移動させて運転したときはノーコン状態に陥り、開けたまま走ったガルウイングがあと数センチで正面のトラックにぶつかりそうになるというハプニングも発生。本番がパーになりかねないマジでやばい状況だったのだが、スタッフ動じる気配無し。さすが百戦錬磨。こういうもんなんでしょうねえ、バラエティーのロケって。



 というわけで本番。下に当日の台本を掲載するので、実際に放映されたものを改めて見直してみて、違いをお楽しみください。






 その本番だが、またハプニング発生。当初の予定では下の写真のように車が曲がるはずだったのだが・・・



 所さんをはじめ、皆さんの並んだ列に突っ込みそうな角度で入って停車してしまった。もう暴走と好走は紙一重というギリギリのところで停車。これには百戦錬磨のスタッフもかなり焦ったようだった。結構うまく停車したように見えた映像の裏にはこんな事情もあったのだ。




 所さんとAZ−1と言えばこれ。実は所さん、過去に私情インプレッションでAZ−1を「マイナス5万点」と評したことがある。下の記事が掲載されたのは、カーセンサー(中古車雑誌)1997年11月号である。





 この評価は、当時AZ−1オーナーの間で話題にこそ上がったものの、笑い話程度に受け止められていた。ちなみにもう少し背景を説明すると、所さんはファミリアのCMに出ていた。「あ〜、ファミリアだ〜」。
 が、所さんはファミリアのCM契約が切れた直後にトヨタが販売したGMのキャバリエのCMに登場。「楽ちんキャバリエ〜」。このインプレッションはキャバリエのCM契約があったころのものなので、当然キャバリエがトップとなったわけ。もしファミリアのCM契約が続いていたら、こんな評価は誌上に掲載されなかった(できなかった)はずだ。


 この罪滅ぼしなのかどうなのか、ロケ終了後、所さん特製のステッカーをいただきました。