旧コントローラー&ラジコン駆動部

 テレビ写り・操作のしやすさでは軍配が上がる新コントローラーだが、技術的にはケース1つに納めた旧コントローラーの魅力は大きい。詳細部分を見ていこう。



 下の写真はステアリング部分。矢印で示しているのはシフトレバーだ。



 各種コントロールユニット。操作系の信号をサーボモーター駆動用の信号にして送信したりするユニットだ。





 このレバーは、アクセル、ブレーキ、クラッチを兼ねている。半クラもできるし、ヒール&トゥーもできるのだ。



 こちらは受信した信号を、サーボモーター駆動用の信号へと変換するもの。わかりにくいが、リアの荷物置き場にある。手前に見える棒は、後で紹介するが電動ガルウイングの駆動部分の一部だ。





 クラッチとシフトがどうなっているか見てみよう(一番撮影しやすいので)。下の写真を見てもらえばわかるとおり、クラッチはサーボでワイヤーを操作し、シフトは電動アクチュエーターでコントロールする。これらはラジエターのサブタンクがあった位置に取り付けられている。他のサーボ類も含め、溶接やリベットどめされていない。つまりこの状態で車検に通る構造になっている。



 シフトコントロール部。電動アクチュエーターから伸びているロッドが繋がっている。また車室内から出ているコントロールケーブルとも繋がったままになっている。この車はラジコン専用機ではなく、ラジコンのスイッチをきれば普通の車として操作できるのだ。さらに、一部だけ(例えばブレーキだけ)ラジコン化するという芸当もできるようになっている。



 次頁からは、ラジコンAZ−1の試乗インプレッションと本番の様子をお伝えする。