Hi-capa Z -type2-

 Hi-capa Z -type1-との違いは、サイレンサー側のメインパイプから細い別パイプでサイレンサーをバイパスさせ、少々加工したチャンバーを取り付けある点だ。そこから、出口手前で合流せずにメインマフラー出口横にバイパスさせた細いパイプが並んで出ており、異形の4本出しみたいになっている。バイパスパイプとテールエンドをセパレートにした高出力対応モデル。重量は約7kg。



 1本目2本目でバイパスの出口の方法が違うが、乗った感じのフィーリングの違いに差は無かったそうだ。(私は見た目のインパクト・面白さから、バイパス出口が別に出る異形4本出しの方にしました。、実際には乗り比べてないのでわかりませんが、製作者の乗り比べによる感想ですが、製作者本人なので間違いありません。)



 2本目のバイパス出口を別出しにした方が96dbと少し小さくなったようだが、実際の聞き比べではほとんど変わらないそうだ。他の違いは2本目のバイパス出口を別出しにした方が、高回転での音質が若干高いとのこと。こちらも気持ち程度でほとんど変わりがないそうでだ。あと、利点として細いバイパス出口に完全な蓋をしてしまえば、更に音量を抑えられる。出口の形状以外でフィーリング・性能に差はないということなので、購入者の見た目で好きな方を選んでもらえればということだった。



 では、なぜ2本目を作ったかというと、NSX(製作者はArms EngineeringのHPに載っているNSXに乗っておられます。)では細いバイパスを別に出した物を作ったそうなのだが、AZ-1とは逆にかなりの爆音になってしまったそうだ。AZ-1では良い方に結果が出たということになると思う。



 また、今回のプロトマフラーを製作するにあたり、製作者の他には無いマフラーを作りたかったということで、AZ-1では今までに無かったこのような2本のプロトマフラーが仕上がった。