H i-capa Z -type1-

 まず最初の印象として、普通のマフラーとかなり異なる形状をしている。これはNSXマフラーなどでよく使う方法で、サイレンサー側のメインパイプから細い別パイプでサイレンサーをバイパスさせている。バイパスパイプをテールエンドに集合させたトルク型モデルになっている。



 デザートイーグルさんのところのサブチャンバー付とは違い、出口手前で合流している。



 メインパイプは50パイで製作しているが、高回転まで綺麗に回る。gottonさんのAZ-1はノーマルタービンだが、スズスポタービン〜RHF4等のビックタービンでも充分対応出来るほど抜けは良いとのこと。
  ちなみにArms Engineeringのカプチーノマフラーでは、ノーマル・吸排気チューンのレベルだとメインφ50マフラーを、ブーストアップ以上のチューニングではφ60を推奨しているが、今回のAZ-1のマフラーはノーマルからターボキット取付クラスでもカバーできるマフラーとのこと。



 AZ-1の場合、リアエンジンで配管が短いため60パイで作ってしまうと低速がスカスカで街乗りでは使いにくくなってしまうという考えで、50パイにしたそうだ。冒頭の紹介文にも書いたが、サーキットで高回転を常用する等の場合、メインパイプ60パイで作って欲しいといえば作ってくれるそうだ。



 ただし、今回60パイのマフラーを試作して実際に運転したわけではない為、抜けすぎて思った以上に低速トルクがなくなり、使いにくくなる可能性も考えられる。gottonさんが聞いたときは街乗りにも使うなら50パイが良いとは言われたとのこと。音量は98db。重量は約6kg。