ガルウイング、その1

 ではガルウイングの詳細を見ていこう。下の写真はルーフ部分を拡大したところ。天井はガラスではない。ボディーの大半はアルミ関係の素材でできているため、ドアの骨の材質も恐らくアルミと思われる。仮にアルミとして、よくドアが曲がらないものだ。



 フロント側からドア断面を見たところ。分厚い。ドア外板部で一番厚みのあるところは、目測で20cm程度だった。加えてドアトリムの厚みが10cm程度あった。合計でなんと30cmもの厚みがある。ドア1枚の重量は不明だが、見た目は非常に重そうなドアだった。



 天井部の内装は、サンシェードをつけたAZ−1と似たようなものになっていた。ダンパーは2本あるが、重そうなドアの割には細いものが付いている。ドア側にもウエザーストリップが付いており、この点はAZ−1と異なる。高級車なんだから当然と言えば当然。



 後方から見たところ。ドアのヒンジは2本ある。中央に見える黒いものは電源のケーブルだ。ドアダンパーは上下ともボールジョイントになっている。



 ボールジョイント部を拡大したところ。これまた意外に小さく、AZ−1と同程度の大きさだった。これで支えられるのだから驚きである。逆にジョイントの耐久性が心配になってくる。
 もしドア1枚の重さがAZ−1と同じだとすると、AZ−1のボールジョイントの大きさは適正であるとも言える。



 次頁からもガルウイングを見ていく。