プレマシーと旧型アテンザのカタログ

 中国で売られているプレマシーのカタログ。ロードスターと同じく、日本で見かけない色だ。




 めくるとやはり中開。




 開いてみると、内装が大写しになった写真が。シートが白っぽいベージュだが、これは本革シート。内装色といい本革シートといい、日本にはない設定だ。
 細かいことを言うと、運転席と助手席の間にコンソールが存在する点も日本仕様と異なる。




 カタログにある解説文。黄色のアンダーラインは何を意味しているか分かるだろうか。フロントサスはマクファーソンストラットだと書いてある。日本ではアメリカのことを「米」呼ばわりしているが、マクファーソンは中国で「麦」呼ばわりされているとは夢にも思わなかっただろう。




 旧型アテンザのカタログ、というよりチラシ。



 ここでもアテンザのスペックを見ていこう。当たり前ではあるが、ほとんどすべて漢字で書かれているのがすごい。一番上はエンジンで、直4の16バルブのペントルーフ型のシリンダーヘッドを持ったエンジンだと書いてあるものと思われる。しかし、ペントルーフがカタログスペックとして売りになるのがすごい。と思ったが、ペントルーフと書いてあると思っていた部分はひょっとするとDOHCだと書いてあるのではないかと思えてきた(最後に軸という文字=シャフト、が見えるので)。
 下を見ていくと「E型マルチリンクサス」と書かれているものと思われる部分が出てくる。ではその上、「双横?式独立・・・」と書かれているのは何を意味しているかおわかりだろうか。正解はダブルウイッシュボーンである。マクファーソンストラットといい、漢字ではこう書くんだ。




 以前紹介した中国のフラッグシップカー「紅旗」。2003年に作られたモデルは1980年代のアウディー100をベースとしたものに、GMから買ってきたOHVベースのターンフローエンジンを付けていた。そういうのがゴロゴロ走っていた時代からわずか数年で、16バルブだ可変バルブタイミング機構だのが入ったエンジンが走りはじめたのである。この急激な変化を中国の人はいったいどう感じたのだろうか。