オルタネータの分解
まず、再組立した時に向きがわからなくならないように、マジックで印をつけておく。

4本のネジをはずした後、ステータとハウジングを間をプライバーでこじってはずしていく。

マニュアルによると、オルタネータの裏側の中央部分(矢印部分付近)をはんだごてて加熱せよと書いてあるが、結論からいうとそんなことをする必要はなかった。なぜ加熱するかというと、矢印部分にはベアリングが圧入されていて、ハウジングを加熱することでベアリングがはずれやすくしようとするためである。
しかし、ベアリングも一緒に加熱されてしまうため、あまり意味がない。加熱してはずしてみたが、はずれやすくなったということはなかった。

はずれた。矢印部分が、前述の圧入されていたベアリングである。

次にプーリーをはずす。インパクトがあれば簡単にはずれる。ない場合は、ステータコアをバイスに挟んで固定してはずす。

プーリーがはずれたら、矢印で示すネジをはずす。

はずすとハウジング内側にあるプレートがはずれ、ベアリングが見えてくる。

ステータコアは引き抜けばはずれる。

ベアリングだが、矢印部分の穴にポンチを打ち込んではずす。

結論を言うと、オルタネータの回転が悪くなった原因はこの大きなベアリングの不良だった。