その他の部品

 デフを比較した。左がF6Aだ。わかりにくいのだが、矢印部分が異なっている。F6Aの場合、スピードケーブルワイヤが付くためギヤとなっているが、K6Aの場合はセンサーなので異なっているのだ。
 どのみちデフの形状自体も異なっているためF6Aには使えないだろう。




 次はギアをシフトさせる機構部分。写真の丸で囲った部分だ。




 全然違いますな。



 以上、F6AとK6A用のミッションを見てきた。まとめると、
1.基本的にAZ−1のミッションとミッションケースごと換装することは不可能に近い。
2.インプットシャフト本体はAZ−1と異なるため使用できないが、カウンターシャフト本体は同じなので使える。
3.インプットシャフトに付いているギヤ及びベアリングはAZ−1に流用できる。本文中では述べなかったが、ギヤ比は仕様により異なる。
4.カウンターシャフトに付いているギヤ及びベアリングはAZ−1に流用できる。特にシンクロナイザーハブは対策品(AZ−1に流用可能)が使われているため、シフトの入りが改善されると考えられる。なお本文中では述べなかったが、ギヤ比は仕様により異なる。
5.K6Aのギヤを流用してAZ−1のギヤ比を変更することは可能。

 保守用部品購入の参考にどうぞ。