2F展示エリア、日本におけるF1の歴史、その1

 これだけの日本のF1マシンが一堂に会したことはないという今回の企画展。ただしマニアックに振り過ぎた感もあり、総入場者数は去年を下回ったそうだ。しかし、利潤を追求しないのが基本である公的機関だからこそ、極端な方向へ振ることが出来たといえる。

 まず展示されている車をざ〜っと見ていこう。面白いことにこの展示では、進むに従って車が古くなっていくのだ。
 まずは最近のF1。写真右方向から入ってくる。右がトヨタで、左がホンダのアイルトンセナ仕様。




 続いてコジマエンジニアリングのKE-007。




 さらに奥に進むと、マキF1とホンダのRAがある。車の形状をみるだけで、時代を感じさせる。ホンダのRAは昔のマンガや玩具に出てくるF1の形状とよく似ているためなじみがあるが、マキに関しては本当に走るのかという形状をしている(日本では走っていないが、ヨーロッパで実際に走ったことがある)。




 次は最初に行われたF1日本GPのポスターなど。




 値段が書いてあるが、当時の物価から考えると高いんだろうか、安いんだろうか。



 当時の入場券。




 当時のパンフレット。Photoshopが無い時代に、車のスピード感を出すよう印画紙をぶらして焼き付けたと思われる写真が表紙にある。




 KE-007が掲載されている部分が展示されていた。左側のページには、フラッグの意味が書かれている。現在のF1のパンフレットと比較するとどんな感じなのだろうか。




 次頁では、この企画展だからこそ見ることのできるものを紹介しよう。