J'sミーティング

 今年行われたJ'sミーティング。なんでも参加条件は、「日本車に乗っていて日本車を愛していること」。参加車両の写真は09年9月発売のJ's Tipoに載せてくれるというありがたい企画だ。

 写真のような、そうそうたる車が参加している中・・・






 なんと私は軽トラで参加。こういうミーティングは逆に軽トラ見たいな車じゃないと目立たないからなのだ〜。




 全体の調和を、たった一台が大きく乱している(笑)。




 最近は、「空気読め」という言葉が氾濫しているが、もともとは「顰蹙を買うな」という意味で使われていたと思う(軽トラでの参加自体、十分顰蹙?)。が、「全体調和のとれないヤツ」という意味に転じてしまっているように思う。
 全体の調和ももちろん大切だが、なんでもかんでも全体調和・多数の意見にすぐになびくでは、単なる弱者の行動に過ぎない。鯨に飲み込まれるイワシなどは、何万匹もの群れが一瞬にして泳ぐ方向を変える。牛にせよ馬にせよ、捕食される動物ほど常に空気を読んで行動しているものだ。


 といった軽口は置いといて、軽トラを紹介しよう。この車の名前は「スクラムトラック クワトロバルボーレ」。名前だけは勇ましいが全然走らない。今回はペリメーターフレーム上にAZ−1のエンジンとミッションを仮組みし、それをクレーンで吊すという芸をやった。「趣味の車のオーナーならば、エンジンのオーバーホールくらい自分で出来るようになろう」というのが、この芸のメッセージ。





 あと、門外不出のAZ−1の内板を展示。下の写真は右のフロントフェンダーの内板ASSYだ。これ以外にも、ほぼ全ての内板を「原型」として保管しており、将来は三次元スキャナでスキャンしデータをサーバで公開。やる気と資金と書類さえあれば、誰でもAZ−1をこの世に復活させることができるという、崇高というかアホというか、誰もやろうとしなかったことをやるべく準備中であることも述べた。一応その旨はJ's Tipoに載せてもらったのでありがたい。でも何人の目に触れたかなあ?





 当日も一時雨、翌日の帰宅時は大雨だったので、結果的にAZ−1ではなく軽トラで来たのは正解であった。