AZ−1のミッションが入らない原因、その1

 先ほどの変速のしかたから考えると、下の写真のようにシンクロナイザーハブスリーブの内歯とシンクロナイザーリングとギアが一直線に並んだ状態が最もギアの入りがよい。停車中にシフトを1速と2速にガチャガチャ変えているとシフトの入りがよくなるが、その時この状態になっている。




 が、走行中にこんな理想的な状態になっていることは希。たいていは下の写真のようになっている。




 その場合、1のシンクロナイザーハブスリーブの内歯が飛び出ると、2のシンクロナイザーリングが横にスライドすることで・・・




 シンクロナイザーリング(矢印)と噛み合って・・・




 ギアと噛み合う。




 当然といえば当然なのだが、なんとAZ−1の場合、1速と2速の変速を司るカウンターシャフトでは、こういう状態ではなかった!。