RX-7カブリオレ、その2

 通常のRX-7(後方の白の車)も来ていたので、細部を比較してみる。まずはAピラーあたり。ドアに三角窓(実際には開かない)が付いたくらいで、大きく変わらない。




 リア部分。こうなっているのか。




 一応トランクが付いており、そこそこの容積がある。ただし現行のロードスターよりは小さい。



 トランクはダンパーで開くようになっている。へたりはないようだ。




 話は変わるが、別のRX-7カブリオレのオーナー氏の話が耳に残った。「昔は台数が多かったので集まることもなかったが、最近は台数が減った結果オーナーも淘汰されてまともになってきたのでミーティングが行える環境になった」というのだ。
 ここに、旧車の犯した過ちの再現を見た。つまり、車が少なくなると同時に蓄積された情報も消えていった。それじゃあ困ってしまうので、消えた情報を取り戻すべく、一からやり直した・・・ということだ。最初からちゃんと情報の蓄積をしておけば生じなかった問題である。また車が減ったからオーナーも淘汰されてまともになったというのもおかしい(もちろん話してくれた人の責任ではない)。理想的には、最初からまっとうなオーナーによって車の適切な管理と情報の蓄積と還元が行われているべきだった。
 適切な管理云々といっても、趣味の車の定義は時間とともに変化するため、現実的にははむずかしい車もある。AZ−1のように生まれながらにして趣味の車だといえるものは適切な管理がしやすいが、昔は大衆車でも時間が経って稀少車となり趣味の車に転ずるものもある。そういうものは結果として旧車の犯した過ちを繰り返しやすい。
 RX-7カブリオレの話を聞くと、せめてAZ−1だけでも・・・と、思いを新たにするのであった。