NA用のコンロッドにDOHC用のピストンをつけてみた
ならば、NA用のクランクシャフトにNA用のコンロッドをつけ、ピストンだけDOHC用のものがつけられるかどうか検討してみた。下の写真は左がDOHC、右がNAのピストンとコンロッドだ。

ピストン部分を拡大したところ。同じく左がDOHC、右がNAのピストンとコンロッドだ。ピストンリングの位置がちょっと違うような感じだ。

ピストンの直径を測定してみた。同じく左がDOHC、右がNAのピストンだ。すると同じ寸法だった。NA用のDOHC用のピストンを入れ替えることができるかもしれない。
が、ピストンピンの径が違っていた。残念! 太い方がDOHC用である。
以上をまとめると、DOHCとNAのクランクシャフト、コンロッド、ピストンには互換性がないということだ。使える可能性があるとしたら、DOHC用のシリンダーにNA用のクランクシャフト、コンロッド、ピストンをそのまま移植することだろう。しかしピストンヘッドの形状がDOHCとNAでは異なる。圧縮比が変わることはもとより、バルブが当たるかもしれない。今回はそこまでの検証はしなかった。