アルピーヌA110

 エバンゲリオンの第壱話で葛城ミサトが運転したのがレストアしたA310。その影響でA310の中古相場が上がったのだが、その余波を受けてこのA110も上がったとか上がらなかったとか・・・ちなみになぜエバンゲリオンにアルピーヌが出てきたかというと、初代のルパン3世で富士子が乗ったからであり、そのルパンにはミニをはじめメッサーシュミットやらフィアット500等が登場、さらにルパン3世カリオストロの城では、クラリスの運転するチャールストンがばらばらになり、映画開始7分後に始まるフィアット500の超人的活躍に影響を受けて多くのフィアットオーナーが生まれたのである(なんのこっちゃ)。


 話が横道にそれたが、中央にライトがあるというこのスタイリングは、現在旧型キャロル、ソアラ、デルソルに受け継がれている。しかし、強いていえば旧型キャロルを除いてどれも今一である。理由は簡単。ライトが小さいため鼻の穴のように見えるからだ。要するにかっこわるい。ところがこのA110はでかいライトが堂々とついているため鼻の穴に見えない。旧型キャロルも大きかった。だからよく見えるのではないかと私は勝手に思っている。


 これがA110のエンジンルーム。リアエンジンであるが、ミッドシップではない。排気量は1565cc。エンジンの後ろ(室内側)にAZ−1と同じく作業用のハッチがある。しかし、ここまでエンジンルームに隙間があると、特に必要性を感じない。