検証3台目、カム及びシリンダー
ロッカーアームをみると一部錆びているものがあった。保管が悪かったのか元々なのか??
問題はカムシャフト。
ぼろぼろに錆びているではないか。これはエキマニ側のカムシャフトで、オイル注入口の真下にあるものではない。雨水が入らない部分にあるため、保管が悪くて錆びたとは考えられない。となると、もともとおかしかったとしか思えない。変なエンジンをつかまされてしまった・・・
気を取り直してシリンダー内部を見る。こいつは問題ない。
ウオーターポンプ。一見すると問題なく、またジャケット内も問題無かったのだが・・・
ウオーターポンプが、ガタガタ。なんじゃこりゃである。異音が相当ひどかったに違いない。このままではとても走れる状態ではないが、クーラントが漏れていた痕も見られなかったため、出品者が売る直前になって状態の悪い部品に組み替えたのか??? しかし、そんな手の込んだことをやってもあまりメリットはないし・・・さもなくば、この4年間でポンプのシール部分が腐ったとしか考えられない。
ウオーターポンプの内部。傷が見えるが、これは私がポンプのプーリーを斜めにして回したために付いたもの。もともとは傷が付いていなかったものと思われる。
このエンジン、さらに状態の悪い部品に組み替えてヤフオクに出品してみたが、滅茶苦茶安い値段しか付かなかったので半ば強制終了させた(笑)。
検証はこれでおしまい。エンジン小屋に置かれているエンジン達が次に日の目を見るのはいったいいつになるだろうか。