フォードGT

 ご存知、1960年代にレースで活躍したFord GT 40のリメークだ。オリジナルの戦績などの紹介は他のサイトに譲ろう。正直いって、この車欲しいんだなあ。でも高いから買えない・・・写真では拝んだことがあるのだが実物は初めて見た。詳細部分を紹介していきたい。




 この車のデザイン上の特徴は、縦置きのリアミッドシップながら、フロントノーズが長い点だと私は思っている。リアミッドシップは横置きエンジンであっても後ろが長くなってしまい格好悪くてしょうがなくなるのだが(例:MR−S)、こいつはより不利な縦置きでフロントロングノーズを実現している。

 顔もえぐい。日本車を始めとする「外車」に翻弄されるアメ車が失った物を復活させたといってもいいかも。




 テールのデザインが最高。ゆっくりと沈んでいくリアゲートに大きなタイヤ。



 リアバンパーはフレームに直づけのようにも見える。本当にそうなっているのか、形だけそうしているのかは不明。ただ、バンパーは昔のように鉄ではなくプラスチックだろう(想像)。




 細部を見ていこう。AZ−1よりよほど空気を良く吸いそうなエアインテーク。




 取り入れた空気で動かすエンジンはというと、ウインドウ越しに見えている。この角度からみると、かなり腰高のように感じる。




 フロントにある銀色の蓋はフュエルリッド。




 フロントボンネットは大きく切り込まれている。当然ラジエターを冷やすためだが、AZ−1もこうだったらよかったのに。




 ドアは伝統の屋根まで開くタイプ。車高が低い車でガルウイングにしなかった車の苦肉の策であろう。




 妙なところにガキ穴がある。細かく見れば見るほど、他の車とひと味違うところがたくさんある。現代のアメ車にもない、ヨーロッパ車にもない、もちろん日本車にもない。その点に惹かれてしまう。