AZ−1のキーが折れる理由は??

 旧車ピクニックが行われていた時期に、AZ−1のキーが折れるという話がでてきた。そこでキャロルのキーとかいろいろ持ってきてもらった。

 AZ−1のキーは、矢印で示すような細くなった部分で折れると言われている。一番細い部分は、写真のキーの場合約5mmほど。




 全てのキーが細いわけではない。下の写真は解体屋にあったキャロルのキーだが、根本は極端に細くなっていない。




 下のキーは現役のキャロルのキー。ぐにゃりと曲がっているが、AZ−1の時のようなヒビは入っていない。




 キーが折れる原因は、1.キーに極端に細いところがある、2.AZ−1のドアキーシリンダーの位置が悪い(体勢が不自然になり、キーに無用な負荷がかかる)というものがある。が、現状では原因がはっきりしない。原因究明結果については、これもまたAZ−1小ネタ情報でお伝えする。

 ちなみに、キーのスペシャリストが来ていたので、今までキーが折れたという事例があったか聞いてみると、あったのだそうだ。ただ、それはアメリカで、しかもトランクのキーシリンダーにキーを刺したまま、キーをつかんでトランクを閉めるといったようなことをやったために折れたとのこと。かなり特殊な使い方をしていたわけだ。
 なおAZ−1が作られたころから、セキュリティー確保のため、キーの溝が増えたとのこと。確かに機械的強度が弱くなる素養はありそうだ。

 実際に折れやすいキーについては、わかばやしさんから見せてもらったので、ABCミーティングのレポートの時の紹介する。



 旧車ピクニックのレポートはこれでおしまい。秋の旧車ピクニックは、11月に美祢で行われると言われているオールマツダのミーティングに合わせて行われる可能性もある。