9代目

 車の大きさを初代と比較してみて欲しい。全長で約35cm、全幅で約20cm、全高で約10cmほど大きくなっている。一方で最低地上高はあまり変化がない。ただFRの時代の最低地上高は、リアのデフが一番出っ張っていたので、それが効いていた。FFになってからはデフの出っ張りがなくなったので、同じ最低地上高でもキャビン内高さは上述の10cm以上に高くなっているはずだ。






 クーペが完全になりを潜め、5ドアハッチばかりとなってしまった。今までの流れを見ると、これらをもってカローラと称していいのかと思えてくる。またスポーツカータイプの車がほぼ完全に終焉を迎えたと言っていい時代へと突入した。











 今回は以上でおしまい。カローラの歴史を見てきたつもりが、最終的にはスポーツカー終焉の歴史を見てきたことに等しいという、なんともやるせない結末となった。こんな見方をしたのは、当記念イベントで私だけかもしれないけど・・・だからこそ、我々AZ−1オーナーは最後の時代を生きてきた証人として、それにふさわしい活動をしていかねばならないと思うのであった。