ラッシュアジャスター
ラッシュアジャスターをはずしてみた。通常の場合、ラッシュアジャスターは指で引き抜くことができる。が、スラッジの貯まったエキマニ側は全く取れない。やむを得ず、ベントノーズペンチで引き抜いた。
なぜ取れないかを先に説明しておくと、固着したからではない。矢印で示すスラッジの貯まった穴は、本来ラッシュアジャスターの底に通じているのだが、スラッジが貯まってしまったためラッシュアジャスターを引き抜こうとしても空気が底に入らず、引き抜けなくなったのだ。要は注射器の先を指で押さえてピストンを引っ張っても、ピストンがなかなか取れないのと同じ原理である(この説明で意味わかりますか??)。
下の写真は、引き抜くときのイメージ図。こんな引き抜き方をやったらキズがついてしまう。
というわけで、古い軍手を挟んで引っ張った。結構力がいる。
引き抜いたラッシュアジャスター。エキマニ側には結構スラッジがついている。なお分解する前はインマニ、エキマニ側とも完全にエアを噛み込んでいたが、エア抜きすることで全て正常に機能するようになった。
|
|
インマニ側 |
エキマニ側 |
ラッシュアジャスターを抜いたあと。スラッジはそれほどついていない。
|
|
インマニ側 |
エキマニ側 |
|
|
インマニ側 |
エキマニ側 |
インマニ側、エキマニ側でエアの噛み込み度合い(ラッシュアジャスターを押したときのへこみ度合い)はあまり変わらなかった。スラッジがついたらエアの噛み込みが発生しやすとか言うことはないようだ。