積算型タコメーター、その2

 というわけで、今回は最も簡単に作れることの出来る積算型タコメーターについて紹介したい。なお詳細は機会を改めて紹介する。

 積算型タコメーターに入力する信号は、簡単なインターフェースを通じてAZ−1のコンピューターに接続されているクランク角センサから取り出している。

 これが超簡単なインターフェース。抵抗とダイオード2本がついているが、テスト用で作ったものであるため実際には整流用ダイオードを1本だけ使っている。





 信号の取り出し。まずはコンピューターを取り外す。





 とりあえず、クランク角センサのピンにコードを割り込ませた。





 割り込ませたコードが他と接触しないように気をつけながらコネクターを差し込む。以上でセッティング完了。





 こんな状態でテストをした。ごちゃごちゃしているが、これはコードがたくさんつながっている旧型ナビもおいてあるためだ。本来はすっきりしている。





 実際に作動させたところ。エンジンを停止して電源を完全に落としても、積算した回転数はEEPROMに書き込んある。次回エンジン始動時には、エンジンを切る前の回転数に加算する形で新たに積算していくようになっている。なおプログラム自体は非常に簡単だ。30行くらいだったかな??





 で、テストの結果はどうだったかというと、NG。ハードウエア的には問題なかったが、ソフトの方で変数宣言を間違っていて、65535回転を超えると0に戻ってしまうことが発覚。現在は修正して、4294967295回までカウントすることが出来るようになっている。修正後のものは、九州であるABCミーティングの往復で試してみる予定だ。九州往復でエンジンは何回回転するのだろう??


 ちょっと短いけど、キリがいいので今回はこれでおしまい。次回は集合した車の詳細についてレポートする。