Ape 50、足周り

 さて内外装とも限りなく安く作ってあるこの車、足周りはどんな感じだろうか。
三輪トラックの最も特徴的な部分、前輪。ブレーキは油圧ではなくワイヤーで作動する。普通の原付のリア部分が、進行方向に対して逆向きについているようにも見える。どうでもいいが、スプリングが錆びているのが気がかりだ。




 右斜め前より下回りを見た。スペアタイヤがこんなところについている。画面中央から左に伸びる白いフレームはロアアーム。長い。奥に見える赤いフレームがメインのシャシーで、これにロアアームの付け根がついており、リアの足周り・エンジン・キャビンの全てを支えているように見える。シャシーは軽トラを含め、普通のトラックによく見られる梯子型のフレームではない。リアのブレーキは油圧のようだ。




 真後ろからみたもの。ロアアームは「コの字」型になっており、その近傍にドライブシャフトが通っていることがわかる。しかし、ロアアームの前後の動きを抑制するためのロッド(AZ−1で言うところの、リアのコントロールロッド)がない。要するにぐにょぐにょのサスだと思われるのだが、これで大丈夫なんかいな? ひょっとすると、まともに固定されていないことが、三輪トラックではコーナリング時に粘りを発揮するポイントなのかもしれない(ほんまかいな)。またサスペンションはトラックによく使われるリーフスプリングではない。




 エンジン部分を拡大したもの。インテークのパイプ、イグニッションコイルとおぼしきものがみえるが、よく分からない。