内外装

 外装。フレームに入りきらないほどのロングノーズ。前述のバッテリーやエアクリを交換する蓋がフェンダーから消えている。





 ワイパー。高速走行で虫がガラスに付着するのだろうか。ウオッシャーが強化されている。





 後方からみたところ。テールランプが変更されている。





 2つあるガソリン給油口。片側は、エア抜きとのこと。





 そのガソリンタンクだが、大容量のものに換装されていた。リアのトランクいっぱいで、しかもベルトで留められているだけ。材質は金属ではなかった。FRPのようにも見えた。現在の車のガソリンタンクは樹脂製のものがほとんどとなっている。樹脂製の方がいろいろな形にできるので、搭載レイアウトの自由度が増し好都合なのだが、ガソリンがしみ出すという問題があった。トヨタはどういうわけか樹脂製ガソリンタンクの量産採用が他の自動車メーカーよりも遅かった。これってガソリンがしみ出さないかい??? 薄い金属をFRPで補強するのなら問題ないのだが。





 内装。現在の車と比較すると、ステアリング径がやたら大きい。インパネあたりはかなり手が加えられているが、ステアリングだけノーマルのようにも見える。





 ピンぼけで申し訳ない。搭載されていた無線機である。この車において、時代考証で最もおかしいと思われる部分。矢印はマイクを接続するコネクターだが、この形状から当時の無線機ではないことがわかる。なぜならコネクターのピンの数が8本だからだ。無線機自体は恐らく昭和の終わりあたりのものと思われる。





 今回はなかなか珍しいものを見せてもらった。2000GTの分解写真はあまりwebに載っていないと思うので、貴重な資料になると思う。