タービンのチェック、ゴムホース交換

 取り外したタービンの外観をチェックした。特に問題なし。




 次に冷却水関係のホースを全て新品にした。ホースはエンジン周りに限らず、ラジエターやヒーターホースも交換した。ホース自体はAZ−1専用パーツもあるのだが、発注して2日くらいで入ってきた。部品番号の書かれているラベルに「カモメマーク」が入っていたため比較的新しいものと考えられるので、ホース類の供給はまだ問題ないようだ。

 で、本論だが、まずはAZ−1で一番裂けやすいオイルクーラーにつながっているホースを交換した。ここが裂けて冷却水が漏れだし、オーバーヒートしてエンジンがダメになったAZ−1は数しれず。AZ−1はリアにエンジンがあるため、冷却水がもれて水蒸気がもうもうと発生しても気がつかず、どツボにはまるのだ。今回交換したホースは、幸いにも問題なかった。




 新品のホースの内、品番が変わったものがあった。それはエンジンについている冷却水関係のホースである。このホースは写真に写っているものの他に、スロットルボディーからインマニとシリンダーヘッドの隙間をぬってタイミングベルト側の配管につながるホース等にも使われている。




 何が変わったかというと約2mm太くなったのだ。なぜ太くなったかというと、ホースの間に網の目が入ったからである。より丈夫になる方向なのでこれはこれでいいのだが、今まで使っていたホースバンドが使えなくなるので、太くなったホース専用のホースバンドも一緒に発注する必要がある。下の写真は太くなったホースと今までのホースの違いを比較したものである。




 というわけで、エンジンの見取りはこれでおしまい。ゴムホース関係の経時劣化を心配していたのだが、劣化は見られなかった。亀裂もなく、内壁に変なものが堆積しているわけでもなくきれいなものだった。F6A関係の部品の劣化は、走行距離が支配的なのか、それとも時間が支配的なのかという疑問だが、走行距離が支配的といえよう。これだったら、私が還暦を迎えるまでホース関係は交換する必要がなさそうだ(オイルクーラーにつながっているホースを除く)。