AZ−1のフレームの購入、その2

 AZ−1のプラスチック製アウターパネルの下には、金属製のフレームが隠れている。これらをすべて購入し、今後部品がでなくなったときの「原型」として使用する計画をいよいよ実行に移した。自動車趣味の世界でここまでやるのは前代未聞であろう。しかし前代未聞への挑戦こそが自動車趣味の一環であり、またこれが可能な環境にある車がAZ−1なのである。またこういう取り組みをしていなかったばかりに、旧車では今までどれほど非効率的で愚かしい修理が続けられ、まだ使える車をダメにせざるを得なかったことか。過去の事例から、学ぶべき所は学び、改善すべき所は改善しなければならない。今回はどのフレームがどんな形をしているのかを紹介するので、板金で同等機能をもつものが根性で再現できるかどうかを各自検討してもらいたい。

 これらの原型は門外不出である。今後50年、100年先のオーナーのためにあるのだ(そのころガソリンって売っているのか??)。貸し出し・販売は不可。もし使用したいのなら、こちらの指定する工場にAZ−1を持ち込み、原型を元に現物あわせで必要な部品を板金して取り付ける。すなわち広島まで車を輸送する必要があるということだ。また完全に同じものを作ることは不可能と思うので、実際に見取りをし、これでいいか確認してもらいながら相当品を作っていく作業になると思う。なお必要に応じて、稀少絶版車乗りとしてふさわしいかどうか(心構え、概念構成能力、実行力)を事前に審査させてもらう場合もある。



軽トラに積まれたAZ−1のフレーム。



Aピラー周りの部品、その1
Aピラー周りの部品、その2
Aピラー周りの部品、その3
リアサイドパネル
センターピラースティフナー
プリーナム
レインフォースメント周り
リア
タイバー
フロントフェンダー