事故したAZ−1を解析する、その1

 悲惨な事故がまた起こってしまった。酒酔い運転の対向車がAZ−1の運転席斜め前から突っ込んできたのだ。AZ−1のドライバーには特段の落ち度があるわけでもなし、意味もなく峠を走って自爆したでもなしでこのような事態が生じてしまい、一発廃車である。稀少絶版車がこのような形でまた1台失われるのは何とも残念な話だ。
 ドライバーの命に別状はなかったものの右足の膝を複雑骨折した(他は大丈夫)。ナビに座っていた人は無事だった。オーナー了解・協力のもと、事故したAZ−1はどんな形になってしまうのかを紹介したい。今まで廃車をさんざん分解し見てきたが、ここまでひどいのはお目にかかったことがない。なおこのAZ−1は、当然のことながら使える部品は全てとりはずす。またドンガラに関しては通常ニコイチ用として保管されることとなるが、あまりにも状態がひどいため、使える部分の溶接をはずしフレームを再生する際の「原型」として保管される。




外観、その1
外観、その2
内装、その1
内装その2&変形したサイドシル