15年目の壁

 結論から書こう。製造後15年経つと、パーツは基本的になくなると考えていい。AZ−1は製造後12年(05年現在)。この見本市を見て、あと3年しか時間がないことが分かった。

 「15年」はあくまでも目安であり、「定義(?)」も各社で異なる。例えば、15年たったら在庫を完全に処分するもの、15年たったらカタログから落ちるが金型自体は持っており実際頼んだら生産されるもの、処分されたことになっていても各地の営業所を探したらたいていは出てくるもの等だ。多少の違いはあれど、正直ショックな数である。アフターマーケットで生きていこう、車の寿命を延ばすのは環境に優しいことだと謳っている連中でさえ、15年は大昔の話であり、眼中にない話だったのである。私の期待値は30年くらいは平気でパーツを作ってくれるというところがたくさんあることだったのだが・・・

 では次頁から、車の各パーツの今後の状況について見ていく。