REの歴史、その3
こちらも現存するとは思わなかった、市販目的の1ローターのREである。当時、軽自動車のシャンテに載せようとしたところ、ホンダから猛反対が出て日の目を見なかったエンジンだ。なぜ猛反対したかというと、こんなものが軽自動車に積まれたら、他の軽自動車のエンジンは太刀打ちできないためだった。「強者は弱者」、「弱者は強者」とは経済の世界の常である。

後から見た写真(ピンぼけ)。ちなみにエンジン形式は3A。本気で量産を考えていたことがわかる。

前からみた写真。キャブがない。ついでに言うと、デスビキャップもない。

前や後から見た写真では、エンジンの薄さというものがわからない。というわけで、コスモスポーツに搭載されていたものと厚みを比較してみた。これは薄い。
今回はこれでおしまい。次回は改装されたミュージアムに展示してある車について紹介する。改装前に展示してあったAZ−1は、ちゃんと展示してあるのだろうか??