いよいよ戦闘準備

 起床時間は朝の5:30。ホテルから直通バスでサーキットまで向かう。到着してみると真っ暗だ。
 ピットの近くにバスが止まり、全員一斉にピットに向かった。車はすし詰め状態で既にピットに並べられていた。車は年末にコンテナに詰め込まれ、一足先に船便で日本を既に出発していたのだ。




 さっそく戦闘準備開始。レーシングスーツなど、必要なものは全て車に積み込んであったので、それらの荷物を降ろした。




 バッテリー端子ははずした状態で運搬していたので、ターミナルケーブルを接続。すぐさまスターターを回してエンジンがちゃんとかかることを確認。ここでエンジンに火がつかなかったら元も子もない。




 これがセパンを走るTWR零号機である。部品取り車として売りに出されたものを復活させ、2度のエンジンブローを経験した車だ。




 フェンダーにはクラス分けのステッカーが。ステッカーの右に描かれている「プロント」とアメリカの国旗が一緒になったようなマークが、マレーシアの国旗である。







 最後にいじりんぐTipoのステッカーを貼って、準備完了だ。







 到着したときには真っ暗だったが、準備が完了したときには既に夜が明け始めていた。

セパンはあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎはすこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

 いよいよK4-GPが始まるのだ。