はるばる来たぜマレーシア


 成田から7時間でマレーシア。成田を出て太平洋、東シナ海上空を飛び到着。飛んでいるところはほとんど海の上だ。日本との時差は-1時間。つまり、日本で7:00だとマレーシアでは6:00となる。我々は、1/29(土)の11:45発の飛行機で出発した。
 マレーシアの基本情報を述べると、人口は約2500万人、面積は日本とほぼ同じ33万km3、マレー系・中国系・インド系・その他で構成される多民族国家である。当然、イスラム教、キリスト教、仏教等の多宗教国家でもあり、サリーをまとった女性によく出くわす。言語はマレー語、中国語、タミール語、英語とこれまた多岐に渡っているが、実際の所英語はあまり通じなかった。通貨単位はリンギで1リンギが約30円に相当する。ちなみに現地でマックバーガーとポテトとコーラのSを頼んだら、7リンギ=210円で済んでしまった。物価は相当安い上、インフレ率もそんなに高くない。外務省によるとマレーシアは中規模中進国に分類される。1957年に独立したが、1965年にシンガポールが分離独立した。マレーシアとシンガポールがごちゃ混ぜになってしまうのは、この影響だ。
 当初スマトラ沖地震の影響が懸念されたが全くなかった。

 海外に到着するとき、私がいつもやること。それは飛行機から降りた第一歩で到着国の空気を吸うこと。マレーシアは雨の臭いがした。実際に雨の降った跡があった。これはたまたまその日の天気がわるかっただけなのか、それともスコールの後なのか。この疑問はK4-GP当日に明らかとなる・・・。ちなみに、外国から日本に来た人が言うには、日本は醤油の臭いがするのだそうだ。

 こちらはイミグレーション。ここを通過してマレーシアに入国したことになる。




 現地のツアコン(恐らくマレーシア人)に案内されて、ホテルまでのバスに乗り込む準備をする。ツアコンは日本語がペラペラ。K4-GPのことを「試合」と言ってはいたのだが(笑)。




 現地時間で18:30に到着したが、入国審査などを済ませたら19:30になってしまった。驚くべきはマレーシアの日の長さ。19:30でこの明るさである(逆に朝はいつまでたっても暗い)。よくわからないが、マレーシアは1年中夏時間が設定されているのかもしれない。景色に写っているのは巨大な管制塔の支柱である。



 ホテルに向かうバスに乗っていきなり縁起でもないものを見てしまった。なんとバスのフロントガラスに「南無阿弥陀仏」と書いてあるではないか。多民族・多宗教国家であるマレーシアらしい出来事であるが、仏教を信仰するマレーシア人にとって「南無阿弥陀仏」は縁起のいい印象を受けるものなのだろうか??



 バスの中で、1万円分を現地通貨のリンギに換金してもらえるサービスがあった。そのときに換金されたのは、約300リンギ。我々は空港でメンバー全員分を換金してもらったのだが、換金してもらった金額を1万円当たりに換算すると約400リンギになった。この違いを聞いて、「100リンギほどぼったくっている」と思ったのだが、計算してみるとバスの中の通貨レートは正しい。一体何が起こったのかというと、なんと空港内の銀行が1万円札を間違えて多くカウントし、より多く換金してくれたのだ。我々は既にバスの中。空港にいたとしてもイミグレーションの外。どうしようもない。銀行の人には申し訳ないが、ラッキーだった。