マツダ、その2

 世界的に見ると、ドラッグレースは非常にマイナーである。ボディーに書かれているスポンサーの広告も、日本ではあまりなじみのないものが多い。このRX-8にはK&N(エアフィルターのメーカーとして有名だが、日本ではマイナー)のロゴが一番大きく書かれていた。




 リアにはウイリー防止用のバーがついている。ウイリーバーの上に付いている2つの黒い袋はパラシュートだ。一旦走り出したらブレーキではなく、パラシュートで減速させる。




 エンジンは20Bをベースとしたもので、出力は1500ps。この車を見ていたギャラリーは一様に驚いていたが、ドラッグレースの世界では1500psは相当小振りの部類に入る。最も出力の大きいエンジンを積むファニーカーとかトップフュエルと呼ばれるクラスでは5000psを超える(正確なところは不明)。不明な理由だが、エンジン出力もここまで来ると、吸気温とか大気圧でかなり変わってくるのだそうで、正確な値が出せないとのこと。5000psに対抗しようとしたら6ローター&ツインターボくらいいるなあ。しかし、エキセントリックシャフトが長くなり加工がむずかしくなるし、仮に出来たとしてもシャフトが出力に耐えられないだろう。




 次は市販車、新型プレマシーである。オートサロンでは場違いのような気のする車だが、自動車メーカー各社ともノーマル車の出品が多かった。ベース車両として検討してくださいということなんだろう。