カムカバーをはずしてみると・・・

 ネジが緩んだところで、カムカバーをあけてみた。最も漏れのひどいところをみてみたが、変形しているとか、オイルのにじみが明らかにひどいとかいうのは確認できなかった。




 逆にシリンダーブロック側もみてみたが、こちらも目視では問題なし。やはり単に締め付けトルクが低かっただけの話なのだろうか。






 次にシリンダーヘッド内部を見てみると、別の問題が起きていることが分かった。なんと真っ黒・べとべと状態ではないか。




 ロッカーアームの当たりを見てみると、真っ黒いものがこびりついている。




 矢印で示した部分は、通常のエンジンによく見られるオイル焼けと同程度のものだ。これと比べると、今回の事例は明らかに黒い。




 さらにさらに、シリンダーヘッドはシリンダーブロックに六角ボルトでとめられているのだが、その数本のネジの入る穴の中にも黒いべとべとが貯まっていた。

まあまあ正常 べとべと


 この貯まったべとべとをすくってみると・・・こんなん。すごいですな。




 で、このべとべとだが、スラッジといえばスラッジだが、あまりにひどすぎる。こうなったのには何か別の理由があるのかも。

 次回は、このエンジンのその他の部分をみてみる。