ルーチェロータリーセダン

 このルーチェは、ロータリーが載ったものとしては2代目になる。当時は結構大きな車に見えたのだが、今見ると小さい。




 エンジンルームを見てみると・・・なんじゃこりゃ、RX-7に搭載されている13Bのターボが載っているではないか。もちろんこの当時に、こんなエンジンは存在しない。しっかし、エンジンルームがすかすかだなあ。RX-7はぱんぱんにつまっているのに。何が足りないんだろう。




 エンジンは無理矢理押し込んだとのこと。そのため、ミッションを室内側に押し込まねばならず、無理が生じている。後になぜかFCのメーターが置かれている。




 内装は、ステアリングとシフトの部分のまわりを除いて、ほぼノーマルだ。




 このルーチェ、実は外装上に1つ欠点がある。非常に安っぽいのだ。下の写真をみていただければおわかりの通り、コンビランプがついている回りはプラスチックの打ちっ放しのものが付いている。このモデルはマイナーチェンジ後のもので、マイナーチェンジ前はメッキされたものがついていて、そこそこ良かったのだが・・・
 当時のマツダの車は、マイナーチェンジをするたびに、外装が安っぽくなっていった。CRして利益を上げようとしたところで、安っぽくなって売れなくなっては元も子もない。この愚かな方針は、AZ−1が生産された時代になってもなおかわらなかった。あの安っぽいペラペラの内装なんて、ない方がいいくらいだ。アテンザが出たくらいになってようやく気が付いたようだが、それには実に30年近くの時間を要した。




 こちらはAP車のエンブレム。これも前のモデルではもっと大きなものがついていていたのだが、こんなに小さければ付ける意味がない。なんでこんな不細工なことをするのか、子供ながら疑問に感じていたことを思い出す。