コスモAP




 「真っ赤なコスモ」で大ヒットしたロータリー車。車の前には発売当時の資料が並べられていた。何度も言うが単に車を並べるだけでない、何らかの工夫を凝らすことは非常に大切だと思う。



 このコスモAPに、遂にクラブが発足した! その設立の志を、ちょっと画像は小さいが公開しよう。う〜ん、力が入っている。




 私も散々旧車ミーティングを見てきたが、どこでも共通する点がある。それは旧車のオーナーには年寄りが多いということ。年寄りが多いということは、概して問題意識も実行力も改革の力もないということで、その積み重なりにより現在の××な自動車趣味が形成されてしまったのではないかと私は考えている。この惨状を打破するには、若い力が必要だ。年寄りにたかられた旧車では手遅れかもしれないが、コスモAPオーナーズクラブの会長のように若い力と高い志があれば、必ずや良い方向に進んでくれると信じる。


補足
 旧車をはじめ、自動車趣味にもやはり人・モノ・金・情報の問題が存在する。上述の件も人の問題で、今回はこれに絞って補足したいと思う。私は自動車趣味には独特の人の問題があると考えている。その最たるものが「自動車趣味を始める上でテストが存在しないということ」だ。
 皆さんも経験していることだが、学校や会社へ入るとき必ずといっていいほど何らかの形でテストがあったと思う。要はこの時点で、能力別に振り分けられたのだ。これにより有能な人材を絞り込むことができ、発展の土台となる。ところが自動車趣味を始める前にテストなんかできないわけだから、ピンからキリまでいろいろな人が入ってくる。私が考えるには、自動車趣味をやる上で有能ではない人にレベルを合わせた活動を行ったため、現在の惨状が生まれたのではないだろうか。能力のない人に協力を求めたところで、価値ある協力は得られないから現在の惨状が生まれたのではないだろうか。学校や会社のテストは、入る前に行われた振り分けだった。趣味のスポーツの世界でも、レギュラーや補欠の分類は存在する。自動車趣味の世界でも何らかの形で能力別ふるい分けのプロセスを入れていかないと、衰退の道をたどると考える。

補足2
 自動車趣味をやる上での能力、能力別ふるい分けのプロセスの入れ方についてはまた別の機会に・・・