シリンダーヘッド

 問題のシリンダーヘッドを分解してみた。するとなんと正常ではないか。









 ちなみに、細かい部品ではあるが、矢印のスプリングの中に入っているバルブコッタが使える。バルブコッタを取り外すため、シリンダヘッド周りを分解しようとしたのだが、どうやって分解すればよいのかよくわからなかったため取り外しは断念した。




 シリンダブロックを上から見たところ。やはりバルブがピストンに当たった跡はない。ちなみにシリンダーの壁面、コンロッドとクランクシャフトのベアリングには特に問題はなかった。




 話はかわって、分解中に名誉の戦死を遂げてしまったスナップオンの12mmセミディープソケット。スズキ製エンジンのネジ類の締め付けトルクの強さに、工具が割れてしまった。前々から思っているのだが、スズキのトルク管理は一体どうなっているのだろうか。常軌を逸した締め付けトルクの強さである。逆にエンジンを組むときは、規定通りのトルクでしめても、本当にこれでいいのかと不安になるくらいゆるゆるである。
 なおスナップオンの工具は永久保証であるため、翌日にはタダで新品に交換してもらった。