アテンザの外観など

 さっそくアテンザをみてみよう。運転手のおっちゃんの話によると、この車は東京モーターショーに出したものと同じとのことだった。アテンザには3種類のモデルがある。1つはセダン、もう1つはspotrs、最後はスポーツワゴンだ。今回出てきたのはアテンザの中でも最も力を入れているspotrs。一見するとセダンに見えるのだが、5ドアハッチバックとなっている。5月20に発売が開始されるのはセダンとのことで、残りのモデルは6月、7月に順次発売となる。

 フロントマスクを見てみよう。切れ長の目が鋭い。話によると獲物を狙う豹をイメージしたものだそうだ。ライトは1つのユニットの中に4つが仕込まれている。



 今度は後だ。ぎんぎらぎんのコンビランプが目を引く。フロントのライトと同じく1つのユニットに4つのランプが仕込まれている。またマフラーが2本出しになっているが、これはオプションではなく標準装備されているものだ。



 最後にラゲッジスペース。アテンザの売りの1つに広いラゲッジスペースがある。写真では見にくいのだが、サスペンションの工夫によってストラットタワーの出っ張りを最小限に抑え、広いスペースを確保しているのだそうだ。それからもう1つの売りが「KARAKURIフォールド」と呼ばれる機構である。これはラゲッジスペースを確保するのにリアシートの背もたれを倒す際、ラゲッジスペースにあるレバー(矢印)を操作するだけでシートを倒すことができるというもの。今まであるようでなかった機能だ。またこの機構は芸が細かい。シートの背もたれの部分が倒れるのと同時に、リアシートの座面の部分が自動的に沈み込むのである。リアのフットスペースなどに格納する従来の折り畳み式リアシートでは、シートを倒したり収納したりするのが大変だったのだが、アテンザではレバーを1回ひくだけでOKなのだ。