WiLL VC

 FXSのような前衛芸術的スタイリングの車が市販されるのはまだまだ先だろうと思っていたところ、ついに細い縦型のヘッドライトをもつ車が販売されることになった。それがWiLL VC。WiLL ViとWiLL VSに続く、WiLLブランドの3台目の車だ。人気のほどだが、どうかなあ。写真にはお姉ちゃんが写っているのだが、この車のそばに立ったときには「追っかけ」がやってこなかった。


 WiLL VCにはもう1つの特徴がある。それはトヨタの新情報ネットワークシステム「G-BOOK」で様々な情報を入手できるということ。「G-BOOK」でどんな情報が入手できるかというと、ナビゲーションからエンターテイメントまで約70タイトルの情報が得られるようになる。具体的には、リアルタイムな交通情報、ナビと連動したショッピング・グルメ・タウン情報、ニュースやイベント情報、音楽・カラオケ・ゲームのダウンロード等々。もちろんメールも使える。

 あと、WiLLというブランドについて少々説明を加えておこう。これは、アサヒビール、花王、近畿日本ツーリスト、グリコ、コクヨ、トヨタ、ナショナル、パナソニックの計8社が「いつもの暮らしに、ちょっと違った『!』を」をコンセプトに共同で運営しているブランドだ。2年前は6社だったのだが、新たにグリコとコクヨが加わった。企業が増えたと言うことは、それなりに成功していると言うことなのだろうか。WiLLブランドで発売されている(いた)ものは、廃盤も含めて30種類。WiLLの独自アンケートによると、WiLLブランドの認知率は83.1%とのことだ。でもWiLLブランド製品のコマーシャルはほとんど見ないし製品数も少ないしで、にわかには信じがたい数値だ。