FXS

 トヨタのコンセプトカーがこのFXSだ。3ナンバーサイズの2シーター。全高は1110mmとAZ−1よりさらに低い上、屋根がなく車が大きい分だけ数字以上に低く見える。またAピラーは見えないくらいに細く、フロントガラスやフロントバンパーにあるエアインテークの雰囲気はマッハ号だ。



 外観上の特徴は、細いヘッドライトがボディーの流れにそって縦についていること。少年アシベに出てくるアシベの目みたいで、個人的にはあまり好きではないスタイリングである。ちょっと前衛すぎ。ヘッドライトを見せたくないのであれば、リトラにすればいいと思う。


 が、細いヘッドライトを縦につけるというのは、どこの自動車メーカーでもやっているデザインなので(マツダではエボルブがそう)、これが日本車の将来のデザインの主流かと思うと、残念だなあと感じてしまう(^_^;)。ところで先日ちょっと思ったのだが、外出して目に飛び込んでくるものといったら建物と人間と車ぐらいであることに気が付いた。人間のスタイリングも建物のスタイリングも20年前とは基本的にあまり変わっていない。なのに車だけが前衛的なスタイリングになっていいものなのだろうか?